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[ 家族計画 〜絆箱〜 ] 
作品データ
メーカ
株式会社ディーオー

製品名
家族計画 〜絆箱〜
フルセット版(DVD-ROM)

発売日
2002年12月27日

価格
9,800円
 
貴方の粗末な御面相に比べたら億倍もマシよこの人面害虫
シアン化水素溶液を飲ませて殺して消却した後ゴキブリと一緒に骨壺に詰めて肥溜めに沈めてやるから

ディーオーのサイトに行き、家族計画〜絆箱〜 内の青葉のサンプルボイス03を聞いてみてください。

このゲーム、やりたくなりましたか?

「シアン化水素酸では?」と冷静な突っ込みを入れた人、そうらしいですね。

まあ、とにかく死ぬってことだ。

2001年に発売された「家族計画」のリニューアル版。
変更点としてフルボイス化、無駄なおまけ達と無意味にでかい箱になって再登場。
タオルやマグカップはどうしようもありません。

困るだけです。

何故か追加シナリオやらCGは無いそうです。いつものディーオーですな。

ただ、残念な事に現在あまり市場に流れていません。
しつこく探せば残っていますが、アップデート版ぐらいしか見たことありません。
旧版+アップデートでフルセット版と同様になりますが、そこはそれ。
てゆーか、メーカは再販かけても良いと思うんだけれどねぇ。

事の始まりは某エロい人のレビュー。
内容を見て「これはやるべし」と日本橋まで買いに行ったのが2003年のはじめ。

以前から主題歌だけはよく聴いていたのですが、内容に関しては全く知らないといった状態。
というか、未だによく流しています「同じ空の下で」

君の声聞きたくて とった受話器
でも今はまだ 繋げないね
だって君との約束 果たしてない
「もっと幸せになる」

サビの部分が最高です。
I've信者とは関係なく。


で、話を戻して。
某点の店頭にてフルセット版を見たときにこう呟いたね。
「店にとっては迷惑」
前述のように無意味にでかい箱のため、店頭で目立つ。
おかげで探さなくても済んだのは良かったのですが。

どう考えても持ち運びに困る箱を抱え、帰路の途中で携帯に着信。
「バグが見つかった。今すぐ事務所に来て直せ」
#ちなみに着メロはFC版Wiz#1のタイトルテーマだったりする

・・・ああ、行ったさ。
無意味にでかいエロゲーの箱を抱えて会社に。
まさかエロゲーを抱えて、職場に行くハメになるとは。

仮に例の末利がデカデカと描いてあるパッケージを見られたら、次の日から出社したくなくなります。はい。

本題。

「家族計画」
タイトルだけを聞くと、例の「明るい〜」とのフレーズが頭に思いつき、
かつ例のOKサインを出したくなりますが、そこはそれ。
ある程度の年代ならば「女の子に幻想を抱きすぎです」と言いたくなりますが。

いかに家族を増やすかといった内容で無くて、偽装として既にできあがった家族を作りそこで繰り広げられるストーリー。
赤の他人が目的のために結束する相互計画。
タイトルだけを聞いて、思わずハァハァしてしまった兄貴には残念ですが。

よくユーザを裏切るD.Oですが、相変わらずです。
バックに付いているソフトウェア倫理機構は伊達じゃありません。
というか、そのものなんですけれどね。

さくっと登場人物紹介。
詳細についてはメーカのHPがよくまとまっているので、そちらを参照のこと。
括弧内は俺的名称。

高屋敷一族。 個性あふれる面々です。

父 :高屋敷寛(若本規夫)
母 :高屋敷真純(湯上がり卵肌)
長男:高屋敷司(つかったん)
長女:高屋敷青葉(姉様)
次女:高屋敷準(ぺろりーめいと)
三女:高屋敷春花(うまうま)
四女:高屋敷末利(エロ担当腐女子)

その他サブキャラクター。
要所要所で美味しい所を持って行きます。

・久美景(二十歳独身)
・劉家輝(子安武人)
・劉楓(メイプル)
・ウェルカム(ソウルブラザー)
・山名由利(娘)
・小夜(ょぅι゛ょ)

登場人物に関しては多くなく少なくなく。
それぞれがストーリーに絡んできます(一部例外あり)

個人的には高屋敷寛がオススメ。てゆーか、このゲームの顔。
是非とも声つきでプレイして欲しい位に。

とりあえず女性キャラでは・・・そりゃ、青葉姉様ですがな。
サ○ウのごはんを喰らいつつ毒絵を描くスキルや、真夏でも長袖を着るのはヤク中確定な感じですが
某火事場でのシーンはゲーム中1、2を争う部分かと思われます。はい。

攻略順については、本能の赴くままでお好きに。
分岐に関しては好感度をフラグにしているので、選択肢を任意に選ぶだけでOK。
手順に関してはメーカのHPを参照のこと。

特に変な部分は無いので、この手フラグ管理ゲームに不慣れな人でもあまりストレスを溜めることなく、進める事ができる、と。
適当に選択するだけで良いので、日頃このタイプのゲームをやらない人は特に。
てゆーか、俺。フラグパラメタが表に出ないゲームは実は苦手。
#AIRぐらいでも駄目。何回観鈴に見送られた事か

個人的なオススメとしては、単純に年齢順で良いかと。
それぞれのシナリオが微妙に絡むので、それなりに継続してやらないとかったるいかもしれません。

実際は
青葉 → 末利 → 真純 → 準 → 春花
でしたけれど。
青葉が一番はじめなのは、本能です、はい。

連続して消化するのであれば、 真純を真ん中に 春花を最後にする方が良いかと思います。
真純シナリオは手抜きが目立つので、当初に持って行くと辛いかもしれません。
潔く触れないのも一個の手かもしれません。

プレイ時間が長いので、それなりの根気が必要です。
分岐後は一本道なので、シナリオを深く楽しむノリでどうぞ。
ただ、シナリオに矛盾があったりしますが、そこはそれ。

デッサンが狂っていたり、使い回しの多いグラフィックも目を瞑るのが大人ってもんです。
とりあえず、真純だけはどうにかして欲しかった。ケガしてねーじゃん。

確かにアラは目立ちます。
「納品したからもうシラネ」てなノリで作られている様な気もします。
もしかして、短期決戦で制作をしたのではないか、と。
いや、あのデッサンの狂った絵を納品する時点でどうかと疑いたくなる次第で。
絵的には結構好きなんですが。

ストーリーとしては、前述の矛盾する点が目立つのですが、それなりにまとまっています。
良いか悪いかを決めつけてしまうと、「強いて言えば良い」
家族というテーマに対し、最後に結婚という形を持ってくる(例外有り)のは賛否両論かもれませんが、 ある一つの表現だと割り切ってしまうのが吉です。
そりゃ、突っ込み所は満載でしょうけれどね。

しかしながら、テーマの選択としては良い傾向である、と。
ありがちな学園モノ(高校ではなく学園)や純愛モノに走らずに、あえて家族というテーマに対して、 それなりに消化できているのは共感が持てるのではないか、と。

食傷気味てなワケではないのです、単に個人的にその手のヤツはあまりやらないだけ。
頭の悪いおんにゃのこがたくさん出てきて、お涙頂戴のストーリーはKanonでもう決着が付いてます、俺としては。
#KanonよりもAIRを推す理由の一つ


結論。

完成度としては、好き嫌いが分かれるような内容かも、と。
全体として、盛り上がりに欠ける部分はあります。断言します。
ただし、小さな盛り上がりが多いので、露骨に期待すると痛い目を見るかもしれません。
「加奈〜いもうと〜」と同じようなノリを求めると駄目。

個別シナリオに分岐するまでの展開に耐えられるかどうか。
真純シナリオでやる気をそがれないかどうか。
ギャグを楽しめるかどうか。

そんな要素が必要かもしれません。
ゲームとしては、評価せずに「声優が台詞を読み上げてくれる紙芝居」としか認識してません。
というか、今日のエロゲーの9割がそうなんですけれど。

個別個別で良い部分はあるのです。
何か引っかかる部分があるのであれば、プレイをすることをオススメします。
春花シナリオはマジ泣きできます。とりあえず、俺は。

一応「キラキラと光る18マークシールが貼ってある」ゲームなので ムフフシーン(死語)まわりを触れておかなければいけない。
検索エンジン対策で、あえて「ムフフ」と書きますけれど。

一応「店頭でも目立つキラキラしたシールが貼ってある」年齢制限付きの作品ですが エロゲーとしてのそっち方面の作りはほぼ適当です。
ただし、末利だけは暴走しまくっている内容なので必見です、その道の人には。

・・・えーと。
全年齢対象でも良かったと思うんですけれど。
末利以外はどう考えても必要が無いかと思います。
つか、末利シナリオは「ロリコソ賛歌」なので、非属性の人はアレかと。

と言うわけで、知っている人は知っている数年振りゲームレビューどうだったでしょうか。
18禁ゲームのレビューは・・・多分6年以上書いていないハズ。

これを公開したのが、続編である「家族計画〜そしてまた家族計画を〜」の発売日前日です。
とりあえず、発売日に引き取りに行ってきますが、どうなるんでしょうね。
絆本の発売が延々延期となって、事実上中止、結局、今回の付属品として復活ですが。
音声データは一ヶ月後との事らしいです。

さてさて、どうなる事やら。

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